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Macのキーボードカスタマイズツール Karabiner-Elements とおすすめ設定

(2026年11月更新:旧 Karabiner 向けの内容を、現在の Karabiner-Elements 向けに書き直しました)

Karabiner-Elements(カラビナ・エレメンツ)は、Mac のキーボードやマウスの動きを自由に変えられる無料のツールです。 以前の「Karabiner」は macOS Sierra 以降で使えなくなり、後継の Karabiner-Elements に置き換わりました。昔の private.xml の設定はそのままでは使えません。

https://karabiner-elements.pqrs.org/

● インストール

公式サイトからダウンロードするか、Homebrew で入れます。

brew install --cask karabiner-elements

初回起動時に、macOS の「システム設定」で次の許可を求められるので、画面の案内に従って許可します。

・ドライバ(システム拡張)の許可
・「プライバシーとセキュリティ」→「入力監視」で karabiner_grabber などを許可

● 設定の種類

Simple Modifications  :キーを別のキーに置き換える(caps lock → control など)
Complex Modifications :「単独で押したとき」「同時押し」など条件付きの設定
Function Keys         :F1〜F12 の動作を変える
Devices               :キーボードごとに設定を有効・無効にする

● おすすめ設定 1. 左右の command キーで英数・かなを切り替える

US キーボードを使っている人の定番の設定です。

  1. 「Complex Modifications」→「Add predefined rule」→「Import more rules from the Internet」を押します。
  2. ブラウザで公式のルール集(https://ke-complex-modifications.pqrs.org/ )が開くので、「Japanese」で検索します。
  3. 「For Japanese (日本語環境向けの設定)」の「Import」を押します。
  4. Karabiner-Elements に戻り、「コマンドキーを単体で押したときに、英数・かなキーを送信する。(左コマンドキーは英数、右コマンドキーはかな)」を「Enable」にします。

● おすすめ設定 2. スペースキーを shift キーにする(SandS)

スペースキーを押しながら他のキーを押すと shift、単独で押すとスペースになる設定です。ルール集で「SandS」と検索してインポートします。

● おすすめ設定 3. ファンクションキーに好きなショートカットを割り当てる

例として、F13 キーを「command + shift + V」に変えてみます。 次の内容を ~/.config/karabiner/assets/complex_modifications/my_rules.json という名前で保存します。

{
  "title": "自分用の設定",
  "rules": [
    {
      "description": "F13 を command + shift + V にする",
      "manipulators": [
        {
          "type": "basic",
          "from": { "key_code": "f13" },
          "to": [ { "key_code": "v", "modifiers": ["left_command", "left_shift"] } ]
        }
      ]
    }
  ]
}

「Complex Modifications」→「Add predefined rule」を開くと「自分用の設定」が表示されるので「Enable」にします。

● おすすめ設定 4. トラックパッドに指を置いている間だけ F・J キーでクリックする

トラックパッドで画面上のカーソルを動かしながら、キーボードの F か J でクリックできるようにする設定です。 「Settings」→「Misc」から Multitouch Extension を起動し、上の my_rules.json の rules に次を追加します。

{
  "description": "トラックパッドに指が触れている間は F・J で左クリック",
  "manipulators": [
    {
      "type": "basic",
      "from": { "key_code": "f" },
      "to": [ { "pointing_button": "button1" } ],
      "conditions": [ { "type": "variable_unless", "name": "multitouch_extension_finger_count_total", "value": 0 } ]
    },
    {
      "type": "basic",
      "from": { "key_code": "j" },
      "to": [ { "pointing_button": "button1" } ],
      "conditions": [ { "type": "variable_unless", "name": "multitouch_extension_finger_count_total", "value": 0 } ]
    }
  ]
}

指がトラックパッドに触れていないときは、F・J は普通に文字を入力します。

● 設定がうまく動かないとき

付属の「Karabiner-EventViewer」を開くと、押したキーの名前(key_code)やアプリの識別子を確認できます。

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